まいど なにわのおかみ 石井です。
みなさん、2023年はどんな一年でしたか?少しづつ日常が戻ってきて、少し前に進むことができてきたのではないでしょうか?今年も初詣におでかけになりますか?毎年必ず行かれる方もいらっしゃるでしょう。
今回ご紹介したいのが、大阪天満宮で大みそかに行われている儀式です。
大阪天満宮の禰宜(ねぎ)※1でいらっしゃる柳野様にお話しをお聞きしました。
※1 禰宜(ねぎ):神職の職称(職名)の一つで「祢宜」とも書く。今日では一般神社では宮司の下位、権禰宜の上位に置かれ、宮司を補佐する者の職称となっている。
<ウィキペディアより引用>
「大祓式」(おおはらえしき)
12月31日 17:00~
そもそも、これは国家行事!(失礼ながら知りませんでした!) 年に二度 夏と冬に大祓※2をしています。大阪天満宮では夏の水無月の祓は天神祭りと一体となっています。冬の大祓が年越しの大祓となります。
神職が拝殿前庭に入場し、神職が大祓詞を読み上げられ、参列者がお祓いを受けます。いつも拝殿前が埋まるほどたくさんの方が来られています。
この様子は誰でも境内で見ることができます。とても荘厳な儀式で、観ていると自分も背筋が伸びて身が引き締まり、穢れが祓われていくようです。
※2 大祓(おおはらえ)とは、日本の神道道儀式の一つで、罪や穢れを祓い清めることを目的としています。大祓は、宮中や神社で行われる祓の一種ですが、民間では夏越の祓と冬越の祓という年中行事にも見られます。大祓には、人形(ひとがた)を用いて、身についた半年間の穢れを落とすことがあります。また、茅やや藁を束ねた茅のの輪(ちのわ)を神前に立てて、水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなりと唱えます。大祓は、古くから日本人の伝統的な考え方に基づくものであり、自らを振り返るための機会でもあります。
「御門祭」(ごもんさい)
御門には神様がいて、外からやってくる邪気から守ってくれています。
表大門に神職さんたちが並ばれ、宮司さんが祝詞を奏し、玉串を捧げられます。
「大将軍社道饗祭」(だいしょうぐんしゃ みちあえさい)
その昔、奈良時代に難波長柄豊崎宮ができたとき、邪気を防ぐ為に都の四隅に4社の大将軍社を置きました。その一つが大阪天満宮の大将軍社です。昌泰4年(901)菅原道真公が太宰府へ向かう際、旅の安全を祈願してこの社に参られました。その後、道真公の御霊を祀るために大阪天満宮が建てられました。実は大阪天満宮はこの大将軍社の敷地内をお借りしています。この大将軍社に神饌としてお神酒・塩・水・餅・魚・海菜・野菜・果物などを捧げて一年間のお礼を申し上げます。
ここまでは公開されています。どなたでも境内からご覧になれます。
その後、さらに非公開で神事は続きます。
「除夜祭」(じょやさい)
拝殿にて祝詞が奏され、神楽が舞われます。今年一年のしめくくりのご報告を神様に申し上げます。
「摂末社巡礼」
神職が二組に分かれ、大阪天満宮の32坐ある摂社末社を巡拝されます。提灯を先頭に一社ごとに回られ、拝礼されます。
21:00になると一旦閉門し、一般参拝者は退出します。
その間に境内では新年の準備が着々とされていきます。
新年が明ける時が近づくと大門前から大川へ抜ける正参道には待ちかねていた初詣の参拝客でひしめきあっています。寒い中ではありますが、それぞれの顔には新年への希望が満ち溢れています。
そしていよいよ新年が明けます。 宮司が午前0時を告げる大太鼓を打つと参拝がはじまります、参拝客が途切れることなくお参りをされ、新年を寿ぎます。夜通し人波が続いていきます。ようやく露店も出るようになってきてにぎやかになります。
どうぞ、みなさまよいお年をお迎えください。
会場:大阪天満宮
〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋2丁目1−8
https://osakatemmangu.or.jp/
今回の投稿者:石井ひとみ
祖母は一銭洋食を梅田で始め、独立して1963年に天神橋筋2丁目で「串焼きの店・一富士」を父が開業。1985年に夫と共に3代目として受け継ぎ、現在は甥が4代目としてお店を運営中。
少し時間ができたこともあって、様々な資格を取得。現在はそれを生かしつつ、人生を楽しんでいます。
▼現在の資格
外出支援専門員(旅行に不自由な人に付き添います)
介護職員初任者研修終了(旅行先の介護をします)
国内旅程管理主任者(旅行での時間管理をします)
英語観光通訳
英語検定2級 ハングル検定3級
アロマテラピー検定1級
日本トラベルヘルパー協会 インストラクター
居酒屋おかみ歴32年 現在は引退
車椅子介助歴35年
介助犬飼育10年
結婚式介添え人